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『アルチンボルド展』行ってきました! | 【岐阜・名古屋 ウェブサイト制作】デザイン事務所BRIDGE
2017.06.27
こんにちは。
先日、東京上野にある「国立西洋美術館」で開催中の、「アルチンボルド展」に行ってきました!
ジュゼッペ・アルチンボルド(1526-1593年)は、イタリア・ミラノ出身の画家。
16世紀後半に、ウィーンとプラハのハプスブルク家の宮廷で、宮廷画家として活躍しました。
学校の美術室にアルチンボルドの絵の紹介が飾ってあったり、
また美術の教科書などで目にしたりと、皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
上の写真は、「冬」にまつわる植物などで人の横顔を構成していますが、
他にも、果物や野菜、花、動物、本や魚、火にまつわる道具など、テーマによって、様々なものを組み合わせて人の横顔などを描いた作品で有名です。
一度見たら忘れられない、印象的な作品ですよね。
今回の、国立西洋美術館での展覧会の見所は、何と言ってもその品揃い!!
ハプスブルク家の神聖ローマ皇帝のために制作された連作、
『四季』《春》《夏》《秋》《冬》、
また、それぞれの季節と対になるように制作された
『四大元素』《大気》《火》《大地》《水》
が、一堂に集まった奇跡的な展覧会です….!!!!
まさにアルチンボルドの全てがわかる展覧会。こんな贅沢なことは滅多にありません。
順々に作品を見ていくと、
その作品に使われている動物や植物は一つ一つきちんとデッサンし、理解して描かれていることや、
宮廷には資料がとても豊富にあったこと、
そうなることが必然であった時代背景、
また、アルチンボルドがどんな人柄で、その奇才な画風でどれだけ当時の宮廷の人を喜ばせたか、
頭の良さゆえのユーモアや、時にはブラックジョークも含んでいること……..
本当にアルチンボルドにまつわる様々なことが自然に読み取れる構成になっていて、
とても楽しんで鑑賞することができました。
また、入り口には、その前に立つと自分の顔がアルチンボルトの作品風に映る
『アルチンボルドメーカー』があり、記念撮影ができます。
私もやってきました!
こんな風に横顔まで作り込んでくれます。
自分の顔に似せてくれるので愛着がわきます。
少し時間が経つと、こんな風に崩れ落ちます。
少し切ない気持ちになります。。笑
開催期間は6/20から、9/24まで。
上野公園にある「国立西洋美術館」で開催しています。
「国立西洋美術館」は、ちょうど去年の7/17に、ル・コルビュジェの建築物として世界遺産に登録されたことで話題になりましたね。
展覧会だけでなく、その建物自体も、また、豊富な常設展も、見応えがあります。
西洋美術史がぎゅっと凝縮されている。。。!!!
常設は、展覧会チケットで見ることができますので、アルチンボルド展を見終わった後はぜひ常設もご覧くださいね。