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クオリティの大事さ | 【岐阜・名古屋 ウェブサイト制作】デザイン事務所BRIDGE
2017.06.10
こんにちは。
今日は、BRIDGEを主催しているesora美術研究所のデザイン科の授業を、少しご紹介します。
今日の課題は、
『「りんご」を6種類の方法で表現しなさい』
リアルに描写してもよし、線描でもよし、滲みを生かした表現でもよし。
アンディーウォーホル風に描いたり、
キース・へリング風に描いたり、
どんな表現をしてもいいです!という、絵が好きな生徒にとっては楽しい課題でした。
みんな自由な表現でりんごを描いていくので、面白い表現がたくさん出るのですが、
単なる「お絵描き」で終わってしまっているのか、
きちんと「作品」に見えるか、そこは、シビアに講評します。
どんなことをやっても良いんだけど、一定のクオリティーは求められる。
生徒に求めていながら、私自身も日々妥協してはいけない部分だと思っています。
それは、世の中に出ると非常にシビアに求められるからです。
同じような商品なんて世の中にはたくさん出回っています。
例えば、
100均のワイングラスと、有名メーカー「RIEDEL」のワイングラス。
(出典:リーデル公式オンラインショップ)
比較しただけで、差は一目瞭然。
フォルムといい、ガラスの厚みといい、全てが『選ばれた』形であることは明白です。
100均のワイングラスも、リーズナブルという利点があるので、どちらが悪いという話ではないのですが、
こと「クオリティーの高さ」という点においては、リーデルのグラスの方が高いですよね。
esoraのデザイン科に通っている子たちは、様々な分野で「デザイナー」として社会に出たいという夢を持っています。
楽しくお絵描きをするのは誰だってできますが、
社会に出て仕事をするなら「クオリティーの高さ」を求めてこそ。
今日の講評でも、
「この線があと2mm太い方がもっとよくなる」
「この色味、ほんの少し彩度を落とした方が全体がまとまる」
という話がたくさん出ました。
いい形選び・いい色選びをするためには、まずいいものを知ることから。
ジャンルを問わず、世界で評価されている絵画や映画、家具などの日用品をたくさん見て、一流の人と同じ感覚を身につける努力をしていきたいものです。