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地元に自慢できるものありますか? | 岐阜・一宮・名古屋 | デザイン事務所BRIDGE

2018.03.12

こんにちは

 

春は出会いと別れの季節。

地元を離れて上京する人もいれば、この春新しく出会った人が地方出身だったり、また、久しぶりに地元に帰ってくる人もいることと思います。

 

先日、去年esora美術研究所を卒塾して上京した生徒が、帰省して顔を見せてくれました。

そのとき一緒に連れて来てくれた同級生の子が、岡山出身の子でした。

 

美術予備校のあるある話や、大学に入ってからのこと、デザインを学んでいて思うことなど、色々な話をしたのち、お互いの地元の話になり、その子が岡山の話をしてくれました。

 

 

岡山といえば、観光地「倉敷」、お笑い芸人「千鳥」のイメージ。

 

その子の地元は、岡山の中でも海の方ではなく山の方に位置する、真庭市 勝山。

「いわゆる岡山の観光地とは離れているんだけど、勝山は「町並み保存地区」になっててね、」と、生き生きと話してくれました。

 

 

昔ながらの酒蔵に、旧家、武家屋敷、また、古民家を利用した工房やカフェなどが軒を連ねる、風情ある面白い街なんだそう。

 

それだけでなく、注目されているのが「のれん」です。

(写真・岡山県 真庭観光連盟ホームページより)

 

 

それぞれの家やお店にかけられた暖簾は、はじめは観光のために設えたものではなかったのだそうです。

勝山を離れ、美大で染色を学んだのち地元に帰ってきた染色作家さんが、自宅に草木染めの暖簾をかけたところ、素敵で古い家に似合うからうちも欲しいと、だんだん他の家々に広がって、今では「のれんの町」と呼ばれるまでになったそう。

 

 

それを聞くと、もともと町内の繋がりが濃かったことが伺えますね。

そこに暮らす人たちが、自分たちの町を愛し、より素敵にしたいと思って行動し、そんな暖かく素敵な雰囲気に引き寄せられて観光にくる人がいる。

 

 

岐阜も素敵な町ですが、そんな岡山県真庭市 勝山の街の人たちから学ぶことがありそうだな、と思いました。